-
高性能フェノールフォーム断熱材で、熱的にも化学的にも安定したフェノール樹脂と非フロンガスを採用した高性能断熱材です。
経年劣化が少なく、かつ燃えにくく、万一の火災でも有毒ガスの発生が極めて少ない安全性の高い断熱材です。 -
世界で最初に人造化された樹脂で約100年近い歴史があります。
熱を加えると硬化する特性をもった、熱硬化性の樹脂で、熱変形が小さく耐熱性が高い性質があります。
耐熱性や強度の特性を活かし、耐熱性が要求される自動車部品やフライパンの取手等に広く使われております。 -
はい、公的機関で試験した結果です。
-
フェノバボードは燃焼により炭化する性質があり、燃焼時には表層より炭化層を形成していきます。
この炭化層の形成により火災が燃え広がりにくい特性を持っています。
消防法では制限酸素指数が26%以上については難燃性を有すると一般的には言われております。
フェノバボードは制限酸素指数が33.5%と発泡プラスチック系断熱材の中では非常に燃えにくい特性を有しております。 -
他のプラスチック系断熱材に比べて一酸化炭素・二酸化炭素の発生量は少なく、誘導区ガスとされるシアン化水素の発生もありません。
-
建築用途以外および常時高温下でのご使用に関しては別途お問い合わせください。
-
一般の建築現場で使用される溶剤で溶解の恐れはありませんが、万一フェノバボードに付着した場合は速やかに拭き取っていただくようお願い致します。
-
遮音効果は他の発泡プラスチック系断熱材と同様にあまり期待できません。
-
フェノバボードの透湿係数は25mm厚さ換算で、60ng/(㎡・s・Pa)以下になります。
-
フェノバボード一般品は表裏の違いはありません。
但し、フェノバボード不燃製品やRC用途製品に関しましては用途により表裏が異なる面材の製品があります。 -
フェノバボード一般品はパルプとガラスの混抄紙になります。
その他にフェノバボード不燃品やRC用途の製品もあります。 -
シロアリ等の蟻道にはなりますが、栄養源や餌にはなりません。
-
防蟻処理はされておりません。
-
経年による断熱性能の低下はございますが、フェノバボードは他発泡プラスチック系断熱材と比べて断熱性能の経時変化は少ないです。これはフェノバボードを形成している気泡膜のガス透過性が低く、微細な気泡が高断熱発泡ガスを長期間にわたり保持できるためです。
-
-
尺モジュール品(3×6板、3×10板)、メーターモジュール品など様々な製品がございます。また、床充填用、屋根充填用にカット品も取り揃えております。厚みによりラインナップが異なります。
-
カッターナイフやのこぎり等で切断可能です。切断時粉塵が発生する場合がございますので、作業服や防塵マスク、保護眼鏡等を着用して下さい。
-
フェノバボードはある程度の曲面までは施工が可能です。
但し、条件によりますので、詳細はご相談ください。 -
JIS A 9521のホルムアルデヒド放散区分では、最も放散性の小さいF☆☆☆☆等級であり、内装の面積制限を受けずに使用できます。
物性値はJIS A 9521の試験方法に基づく測定値であり、保証値ではありません。 -
紫外線があたるとフォームが茶色に変色しますが、断熱性能への大きな影響はございません。
-
雨に濡れても乾燥すれば性能低下はありません。必ず乾燥させてから施工をして下さい。
-
下地がある部分の歩行は繰返し歩行や、局部荷重がかからないように十分注意していただければ問題ございません。
逆に下地がない部分の歩行は、局部的に大きな荷重がかかると踏み抜けの危険がありますのでおやめ下さい。 -
直射日光のあたる場所や雨水等のかかる場所での保管は避けて下さい。
-
廃プラスチック類として安定型埋立あるいは焼却処分する事ができます。
「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づき適正な処分を行って下さい。 -
-
基礎断熱としてご使用いただけますが、基礎内側へ後貼りで施工するようにして下さい。
-
シロアリによる損害の恐れがございますので、基礎外側への施工はおやめ下さい。
なお、フェノバボードはシロアリの栄養分とはなりません。 -
変性シリコーン樹脂系接着剤をお薦めします。
-
外張断熱専用ビス「パネリードⅡ」(シネジック株式会社)を外装材の重量、断熱材の厚さに応じたビス長さおよび留付ピッチで使用していただければ、通常の環境下では問題ございません。
-
破損した部分をカッター等で切り欠き、その形状に合わせてフェノバボードを加工し、接着剤やテープ等で固定して下さい。
もしくは、現場発泡断熱材などで補修するようにして下さい。 -
-
外壁の60分耐火認定や30分防火認定を取得しております。
詳しくはこちらをご確認下さい。 -
フェノバウォールスパンドレル60の認定は、外壁(非耐力壁)単体での認定となっており、柱との合成認定は取得しておりません。
従いまして、柱に関しましては別途法規に適合した耐火被覆が必要となります。 -
フェノバウォールスパンドレル60は、フェノバボード20mmに対応した認定です。
熱貫流率はU=0.68[W/(m・K)]になります。 -
胴縁の耐火被覆は不要です。
-
通常、亜鉛との接触によりフェノバボードが腐食することはありません。
しかし、フェノバボードと亜鉛鋼板の間に水が長時間たまった状態が維持されると、腐食する恐れがございます。
結露防止や防水を考慮した施工をお願いします。 -
一般的にスパンドレルの最後の張り仕舞いに関しては、
1.出隅部分にコーナー材を用いて納める方法
2.外装材同色塗装のビスなどにて納める方法
の2種類がございます。
弊社は断熱材メーカーとなりますので、詳細につきましてじゃ、金属外装材(スパンドレル)メーカー様にお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。 -
RC造(住宅用)の界壁部及び天井部の断熱補強用途で使えます。
コンクリート型枠に設置し打込んで仕様する事ができます。 -
フェノバボードウチコミD・DH、フェノバボードウチコミフネンDFが打込み専用品です。
コンクリート型枠に直接設置し打ち込んで使用いただけます。それ以外のフェノバボード製品のご使用はお控えください。 -
構造熱橋部を断熱材で補う事により断熱性能を強化するためです。
断熱補強により内部結露の防止や熱損失の抑制につながります。 -
表裏がありますので、表裏逆に施工しないように注意して下さい。
-
住宅性能表示制度(等級4)の断熱補強の範囲として、
1・2地域[900mm]
3・4地域[600mm]
5~7地域[450mm]
と規定されています。 -
型枠としては、強度や剛性の問題で使用できません。
-
破損した場合は、該当箇所を切欠き、所定の寸法にカットした断熱材を接着剤(変成シリコーン樹脂系接着剤等)で貼り付けて下さい。
-
打込を想定した製品ですが、後貼りも可能です。
接着剤は変成シリコーン樹脂系接着剤を推奨します。 -
湿式仕上材は以下を推奨しております。
樹脂モルタル:フジライト#40(富士川建材工業)・Sプラ(富士川建材工業)
下地調整材:シーレックス#50
CONTACTお問い合わせ
商品に関するお問合せや
お見積りのご依頼はこちら